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猫檀家 (千見本村中 下条家に伝わる民話) Edit

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 昔々、小川村の古山の法蔵寺に住職三代に可愛がられていた一匹の猫がいた。
 この猫、和尚の袈裟を着込んでは夜な夜なあたりの猫を集めて説法をしておった。それを和尚が見つけてしまい、「昨夜はご苦労であったな。さぞや眠かろう・・・」と言ったとたん猫はぷつっと姿を消してしまった。
 その後、美麻千見の番所の下条家で葬儀があったが、出棺となると黒雲が湧き大荒れでどうしても葬儀を営むことができなかった。
 そこに、旅の若僧が現れ、「古山の法蔵寺を頼めば必ず無事葬儀ができる」と言って去った。
 そこで早々に法蔵寺に頼んだところ無事葬儀が執り行われ、それからは下条家は法蔵寺の檀家になった。これはあの可愛がっていた猫の恩返しに違いないといわれている。

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Last-modified: 2020-10-30 (金) 16:41:15 (33d)